妊娠・出産によってもたらされた母体の諸変化が、分娩の終了から正常状態に復元するまでの約6~8 週間の間において、心身をケアして回復へ導いたり、家族が安心して育児に取り組めるようにサポートしたりすることを「産後ケア」と言います。
核家族化の進む日本では、産後の母親自身のサポートはもちろん、赤ちゃんのサポート、育児全体を通してのサポートなど含め、様々な役割が不足しています。その結果、国立成育医療センターの調査（2015-2016 ）によると、妊産婦の死亡理由の第一位が「自殺」という衝撃のデータも発表されました。
そこで、2021年に母子保健法改正で自治体に産後ケアの努力義務化がなされ、需要の増加と共に各地で民間事業者が産後ケア施設を続々と開設し、産後ケアへの注目が高まっています。
そんな中メデタでは、妊活・不妊治療の期間を乗り越え出産された方はもちろん、どんな流れで出産に至った方であっても、その際の妊産婦が心と身体の両面で正常状態に戻れるまでしっかりケアすべきだと考えています。
世界一不妊治療が行われているにも関わらず、世界一成功率が低いこの国で、やっとの想いで出会えた「家族」が、しっかりと自分たちのペースで”家族をつくる幸せ”を噛み締められるよう心を込めてしっかりと支援し続けています。
これまで、東京都内数カ所にて、産後ケア施設の運営、実証実験をしてきました。
2023年5月からは、某大手不動産企業の産後ケア施設運営に関するアドバイザリーや、医療機関様の事業構築支援も実施しています。
